基本理念③ お年寄りに優しく

 「祖母を国技館に連れていってあげたかった」私の祖母は大相撲が大好きでした。せめて一度でも国技館に連れていってあげたかった。しかし、そう思う頃には祖母は特養で寝たきり状態で、遂に私は祖父母孝行を果たすことはできませんでした。

 

「世のおばあちゃんに優しくしたい」それが私の想いです。我が国の独居老人数は1980年から2015年にかけてなんと7倍に増加しています。2018年に枚方を襲った地震や台風でも、お一人で不安な思いをされた高齢者はたくさんいます。

 

「高齢者の側に家族がいること」何よりも大切なことだと私は考えます。同居や同一市内の居住を促進したい。親が枚方市内にいる勤労世代が市内に定住すれば税収の確保にもなります。近住手当てなどを検討してまいります。

 

介護の仕事は公務」です。しかし、介護者の多くは、一般の公務員に及ばない待遇を受けています。高齢者を大切にするために、介護者の待遇改善が必要です。

 

一方で、「財源をどうするか」という問題は深刻です。既に現在、財源は将来世代に借金を残す形で確保しているのが現状です。

 

現在は年齢が基準となり年金や保険費用の負担割合が決められていますが、本来は応能原則(払える人が払う)によるべきです。マイナンバーと資産の関連付けを行い、経済力を把握することで、必要な福祉とそうでない福祉を峻別するべきです。将来世代に負担を残さず、頑張れる人は頑張り、弱者が蔑ろにされることのない社会を目指します。