なぜシステムエンジニアになったか

将来政治家に転身することを見据え、株式会社NTTデータという官公庁の情報システム開発を手掛ける企業に就職しました。

 

現在、政治の1番の問題は財政問題です。国及び地方の長期債残高(≒借金)は1,000兆円を超えており、20年間で約2倍になっています。債務不履行の可能性はさておき、将来世代がこの多額の債務(≒借金)の利子負担を負っていかなければならないのです。言い換えると、本来教育や福祉に回すための財源が借金返済に充てられるようになっていくということです。

 

地方自治体の予算の半分は義務的経費と呼ばれる経費です。人件費(46.2%)、公債費(26.4%)、扶助費(27.3%)からなり、削減が難しいと言われています。私がシステム開発の会社に就職したのはこのうちの「人件費」の削減をITの力で行うためです。実際、私は官公庁のシステム開発を担当していましたが、某省庁では数万人単位の職員数削減のためITの導入を進めていました。

 

企業VS 国・自治体

私は国や自治体の情報システムの開発や公共入札に携わってまいりました。仕事を通じて、営利企業の限界や行政府の問題を痛感してきました。それを克服するには、行政職員の倫理、専門性、調達力や調整力が必要となります。枚方市では、2005年の清掃工場建設工事の談合事件をはじめ、2018年にも教育委員会による不正競争入札が発覚しました。このような不名誉や、不正競争による税金の過払いを防止するために、入札に至るまでのプロセスを議会が責任を持ってチェックすることが必要です。ICT環境の改善と共に、公共入札全般におけるプロセスの監査に努めてまいります。

 

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